アトリエ・アリスワン

フリーランスライター・ディレクターの竹内ありすです。

お世話になった店に母をつれていった

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こんにちは!

ありすぅです。

 

先日、ちょっと嬉しい出来事がありました。

 

母が行きたがっていた店に、私の運転で連れていくことができたのです!と、一言で言うとなんか当たり前な感じがしますが、

 

・普段あまり親孝行できていないと感じている

・運転がずっと苦手、一緒にドライブした経験ほとんどなし

・その店は仕事でお世話になった店でもある

 

こんな背景もあり、嬉しい1日となったときのことを、今回は書きます。

 

 

 

■駐車場が最難関

 

免許をとってから6年間、ずっとペーパードライバーだった私。

 

コロナ禍で休業中の大きな商業施設の駐車場で、祖母の指導のもと駐車練習をしたり、同じくコロナ禍でがらんとした国道を走って走ってゴールは何十キロも先の自動販売機!みたいなドライブ練習をしたりして、なんとか仕事でも運転できるくらいになりました。(2020年の良かった出来事ランキングでは、個人的には3位くらい!)

 

母もベテランペーパードライバーのため、ふたりで車に乗って出かけることは子どものころからまったくなかったです。

 

結婚して夫婦共用の車を持ってから、最近やっと母を乗せてドライブができるようになりました!

 

まだまだ店舗併設などの狭い駐車場が苦手なので、母が行きたがっていた店での駐車はとても大変。冷や汗をかきつつ、ハンドルを切りまくってなんとか停められました。

 

 

■大きなナンに驚愕

 

母が行きたがっていた店は、カレー屋さん。それも、大きなナンと本場インドの味が楽しめるお店です。

 

聞けば、「あなたが小学生のときに、家族で行ったお店ぶりのナンカレーだわ」とのこと。なんと!ナンカレー食べるの、15年以上ぶりなん!?

 

巨大なしゃもじのような形をしたナンは、細いほうは火がよく通ってパリパリ、ピザの耳みたいに丸みのあるほうはもちもち食感で、スパイスたっぷりのカレーによく合います。インドカレーのお店で食べるランチサラダも、ドレッシングが甘くて独特でおいしいんですよね。

 

店長さんとちょっと話すと、私のことを思い出してくれました。何年も前になるけれど、仕事で取材をさせてもらったお店なのです。

 

「相変わらず元気でやってるの?」と気にかけてくれて、ニヤッと笑ってくださいました。

 

 

 

■自分の仕事に胸をはること

 

取材で教えてもらい、番組でも放送したカレーのレシピを参考に、料理好きな母は何度も家で再現して食卓に出してくれました。

 

「ずっと家で再現しておいしくいただいていたので、やっとお店で本物が食べられて本当に嬉しいです」

 

と母が店長さんに伝えていて、「あー頑張って駐車してよかった!」と私も嬉しくなりました。

 

店長さんは訪れたお客さんに、インドの文化やカレーづくりのこだわりについて、まるで取材の続きをしているかのように話してくれます。

 

修行時代のこと。おいしい野菜の仕入れかた。季節によってこんなおすすめメニューがあるよ。

 

ランチをしにきただけなのに、食事を味わうだけではなく、インドに行ってみたくなったり、お腹いっぱいなのに別のメニューも頼んでみたくなったりしてしまいます。大満足のランチタイムとなりました。

 

 

なんとか停めた車に戻り、運よく空いている道路に車を滑り込ませて走り出したタイミングで、「カレー、とっても美味しかったし、ああやって自分の仕事に胸をはっている人って素敵だよね」と母。

 

この5年間の仕事で、私はそんな人たちにたくさん出会えたんだよ。ということを話しました。

 

 

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

↑でも書いたのですが、

 

食べるの大好きな私ですが、「食べられればなんでもいい!」というわけではありません。

 

なるべく手作りのものであったかい気持ちになりながら食べたい。だから外食するなら作り手の顔が見える、オープンキッチンのお店に行くのが結構好きです。

 

手作りのものであったかい気持ちになれる食事をする時間は幸せだし、私はそういう時間を過ごすために、胸をはって仕事をしている方のお店に行くのが好きです。

 

 

これからもそんな人たちにたくさん出会えるといいな。

 

 

ちなみに、この投稿に「なん」「ナン」「何」(nannと発音するもの)は何回出てくるでしょうか?たくさんあるので、数えてみてくださいね。

「休み」と向き合ってみた

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こんにちは!

ありすぅです。

 

開業前の今、先日の投稿にあったようにルーティンを作って過ごしています。

 

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

でも、土日もとくに差をつけずに毎日こうやって過ごしていると、だんだんベッドから出てくるのに時間がかかるようになったり、昼食後に眠気が出てきたりと、自分の中で正しいと思っていたリズムが少しずつズレてくるのを感じます。

 

そんなときに必要だと思うのが、「休み」!!

 

今回は、開業前の今、「休み」と向き合ってみたことについて書きます。

 

 

■「休み」は作っていくものだった

 

会社員として意識していたのが、「定時の間に集中して、さっさと帰る」ということ。

 

個人で進める業務が多かったからこそかなえられた働き方なのだとも思いますが、基本的には業務時間が終わると同時にパソコンを閉じて、「お疲れさまでした!」と帰るのが好きでした。

 

そのためにやっていたのが、↓の習慣です✔️

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

(最近、朝にToDoリストを作って仕事しているという仲間が同期にいることが分かって、良さを分かち合いました)

 

そして家に帰ったら家事をしたり勉強をしたり、好きなことをする!

 

一方どうにも業務時間内におさまらないのが、編集作業。長時間働くときは、週末はいったん休めるように平日にキリのいいところまで頑張って進めるようにしていました。

 

 

会社員の5年間、大きく体調を崩すことなくやってこられたのは、こうして意識的に休みを「作る」ことも理由のひとつだったのかなと思います。

 

 

 

■ルーティンを休んで「休み」を作ってみた

 

開業前のルーティンに沿った過ごしかたをするうちに、ズレが気になってきた私は、ルーティンをお休みして「休みの日」を作ってみることにしました。

 

・好きなだけドラマの録画を観る

・好きなだけ本を読む

・カフェでのんびりしても良いことにする

 

 

こんな感じ。でもこれだと日常の延長線上すぎるので、日帰りで旅に出て「非日常」に身を置いてみることも試しました。

 

 

・いつもは車で移動するけど、電車に乗ってみる

・その街の名物をランチで食べてみる

・いつも行かないような店に入ってみる

・昼間からお酒を飲んでみちゃう

 

それはそれは楽しかった!

 

 

しかし、どんなに「休み」を意識して作ってみても、気がつくとドラマの観かたがストーリーを楽しむものではなく、脚本のすごさや構成のつくりかたを学ぼうとするものになる。コワーキングスペースに行って、作業を始めてしまう。店員さんと話して、いろいろ教えてもらってしまう。

 

 

……休んでない!!!

 

 

ルーティンは休んでいるのに、ついつい仕事みたいなことをしてしまっていました。

 

 

 

■まとめー好きなことを仕事にするということ

 

思ったように休めなかったからといって、不幸な1日だったのかというと全くそうではありません。むしろ、好きなことを仕事にするってこういうものなんだな、とあらためて感じたのです。

 

ルーティンを休んで違う過ごしかたをすると、新しい刺激がもらえて仕事のヒントが見つかることがあります。

 

徹底的に休みたければ、美容院や温泉、マッサージなどに行って、目を閉じてなにもしなくていい時間を作れば良いのです。(通っている美容院のシャンプー台は最高のお昼寝スポットです!)

 

解決策は特にいらないな、と感じました。

 

 

 

ちなみに、私がなぜこうした仕事術について話すのが好きなのかは、こちらをご覧ください↓

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

取材が好きなわけ|LINEはハテナで返す

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こんにちは!ありすぅです。

 

引き続き、私がどうして取材が好きなのかについて、前回の投稿とは別角度から書いていきたいと思います!

 

 

 

■「さめてる子」がいつもいる

 

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、職場。(ときどき習いごとも)

 

今までの集団生活を振り返ってみると、それぞれのコミュニティでできた友人の中に必ず、「さめてる子」がいました。

 

「さめてる」とは、辞書的には「人への関心や興味が少ない」ことをさすのですが、ここでは広義として「クール」とか「ドライ」とか、そういうミステリアスな魅力があるという意味でとらえていただきたいです。

 

明るくあいさつしても、真顔で「おはよう」と言われる。絶対笑ってくれそうな冗談を投げかければ、「はいはい」とあしらわれる。

 

私にとって女子同士の関係性は幼いころから思春期の先取りのようなもので、「あの子からは嫌われているんだろうか」とあれこれ考えてしまいがちでした。

 

でも、よく見てみると「さめてる子」は誰に対してもそう。それぞれのキャラクターに合ったふるまいができる人も素敵だと思うけれど、誰に対しても変わらず一定のコミュニケーションができる人ってかっこいい(まさにクール)!!

 

 

そんな「さめてる子」とほど、思わぬ共通点が見つかったり一緒に行動したりするうちに、仲良くなっていくもの。

 

放課後一緒に遊びに行くような仲にはならなそうだな〜と思っていた子と、15年以上経った今でもときどき会って食事をします。

 

 

ミステリアスで近づけないと思っていた人とでもいつの間にか仲良くなれていたのは、「その人のことを知りたい」という思いがあったからなんじゃないかなと、30年弱の人生を振り返って思います。(もちろん、その思いを「さめてる子」たちが受け止めてくれたということも仲良くなれた大きな理由です)

 

 

 

 

■LINEはハテナで返す

 

メラビアンの法則」によると、人の第一印象は3秒から5秒くらいで決まってしまうらしいです。その分、私たちは相手に対して数えきれないくらいの誤解をしている場合も多いですよね。

 

だからこそ、出会えた人とのコミュニケーションは大事にしたいなと思うのです。

 

その結果、早く会話を終わらせたい人にはとても申し訳ないのですが、私は誰かから連絡が来るとうれしくて、LINEをついついハテナで返してしまいます。疑問形で送ってしまいます。

 

「さめてる子」「LINEはハテナで返す」エピソードにあるとおり、知らなかったことを知ることで、相手との関係性を育めることに私は幸せを感じるようです。私だけの身に起こることではなく、みなさんも今までをちょっと振り返ってみると、そんなエピソードがいくつか見つかるのではないでしょうか?

 

対人に限らず、ものごとや場所などに対してもそう。「なんだか分からない、ちょっとこわいもの」から「なんとなく概要をつかんだ!」に変わることで、新しい出会いを手にしたり、人生を豊かにする経験ができたりするものです。

 

 

 

そんなきっかけを誰かに届けることができたらいいなと思いながら、取材を続けていきたいです。

取材が好きなわけ|建前と本音、どっちが聞きたい?

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こんにちは!ありすぅです。

 

私が好きすぎて仕事にしたものの中に、「取材」があります。「調べて材料を集めること」をさしますが、とりわけ人から話を聞くことが好きです。

 

今まで社会人としての生活を5年やってきて、数えきれないくらいたくさんの人の話を聞いてきました。そして、話していただいたことをもとに、文章や映像を用いて表現し、テレビ画面などを通して伝えてきたのです。

 

今回は私がどうして取材が好きなのかについて、お話しします。

 

 

 

■きっかけは放送部!

 

友人に誘われて、中学2年生で放送部に入りました。

 

もともと自分の言葉で話して伝えることが苦手で、おまけに自分の声も嫌いでした。そして、このまま大人になりたくないと思っていたのです。友人も放送部での活動を楽しんでいるのが伝わってきたのが、入部の決め手でした。

 

 

「放送部」というとお昼の校内放送を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、通っていた中高ではお昼の放送は無し。昼休みはゆったりお弁当を食べたかった私にはぴったりでした!(小学生でも放送委員会に興味があったけど、給食を急いで食べないといけないのが嫌で入らなかったくらい、お昼の時間は大切です)

 

校内放送がなければ何をしているのかというと、発声練習をしたり、NHKニュースの原稿を先生が用意してくれてそれを読む練習をしたり。放送コンクールもあったので、朗読の練習もしていました。

 

入部してみたら活動がとにかく楽しくて、高校生になっても放送部に入ることにしました。

 

 

■「取材」に出会う

 

放送部に入部したての中学2年生では本の一部分を抜粋して読む朗読をやっていたけれど、ある日「アナウンス」という部門があることを知りました。

 

アナウンス部門」とは、校内外で人から話を聞いて、それをもとに1分半くらいの原稿を作成して自分で読み上げるというもの。

 

中学3年生に上がるころ、学校に新聞社の方やラジオパーソナリティーの方が来て取材の一部始終を見せてもらう機会があったので、「せっかく読み上げる原稿、自分でも書いてみたい!」と思ったのです。

 

それで朗読部門からアナウンス部門に転向しました。

 

残念ながら、中学生のときはどんな原稿を作って読んだのかほとんど覚えてないのですが、高校時代は1年間に2本ずつ、大会用に取材原稿を書いて練習しました。

 

原稿は、たった1分半のボリューム。読んでしまうと本当にあっという間の中、どれだけの情報や思いを盛り込むことができるのか。接続詞や語尾一つで文章のリズムも意味も変わってしまう。

 

難しくもおもしろく、原稿作りはパズルを解いているようでした。

 

 

 

■17歳、忘れられないエピソード

 

高校2年生。これまでは身近な人にインタビューして原稿を書いてきたけれど、どうしても会って話を聞いてみたい方ができ、大会用の取材をお願いすることになりました。

 

お願いのため電話をする手が震え、あいさつ用のお菓子を買う手が震え、その方が待つ会社に行くバスでガタガタ全身が震え、、、つまりとても緊張しました。

 

1時間ほどお時間をいただき、用意していた質問に沿って語っていただく取材をするひととき。

 

私がある質問をしたとき、その方に言われたのが「建前の回答と、本音の回答、どっちが聞きたい?」という言葉。

 

……そんなこと今までの人生で言われたことがなかったので、面食らってしまったのです。

 

 

「取材とは、その人の生の言葉が聞けるまたとないチャンス」「でもこれ、あくまで高校生の視点から書く原稿だし…」「でも、ここで建前とか言ったらやる気のない人だと思われないだろうか」「ああでも、本音の回答を聞いたら原稿なんて書けないかも」

 

 

言葉を投げかけられて数秒考えたのち、出した答えは「建前でお願いします」でした。

 

そしてしばらくして、無事に原稿は完成。はじめてその方のことやその方が行う取り組みを知る人にとっても魅力が伝わるであろう、過不足ない文章になったと思います。

 

 

だけど、私はあのとき「本音が聞きたい」と言えなかったことがずっと忘れられません。

 

本音を聞いたとしても高校生の自己満足なのかもしれないけれど、その方が本当に伝えたかったことを知ることができていたら、書き上がった原稿はもっと違うものになったかもしれませんよね。

 

そして、こうした悔しい経験をしたからこそ、今もまた取材が好きで続けたいのだと思います。今度もしその方に会う機会がまたあったら、そのときは本音を聞きたい。

 

私の目標のひとつです。

有給消化って何してますか

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こんにちは!ありすぅです。

 

ただいま、絶賛有給消化中です。

 

とはいえあと1週間くらいで開業届を出すので、その準備や各方面へのあいさつなどに時間を使っております。

 

「有給消化」って、みなさんは何をしているんだろう?ふと不思議に思いました。消化した先の日々にどんな生活が待っているかによってもいろいろですよね。

 

「そんなに休みがあるならどこかに行ってきたら?」と言われることもあるのですが、なんだか今じゃない気がして。1日だけ、日帰りでひとり旅に行って、日本酒をたらふく飲んで帰ってきました。

 

今回は記録も兼ねて、有給消化をしている最近のルーティンを書いてみようと思います。

 

■朝

 

身支度をして、朝ごはんにココアを飲んで、執筆です。最近は暖房をつけなくても快適に過ごせるので、助かっています。

 

Twitterを必ず更新するようにしています。ブログは予約投稿にしているので、日付が変わったら自動的に最新記事が毎日出ます。

 

 

■昼

 

その日の予定やお腹の空き具合に合わせ、昼食をとります。

 

最近夜にもりもり食べることが多いので、調整でプロテインにしたり、かんたんなパスタなどを作ったりしています。近所でお気に入りのパン屋さんに行くことも。

 

 

■午後

 

気分転換を兼ねてカフェ(大好きな!)に出かけたり、買い物に出かけたり。一日中家にいると飽きてくるので、一度は外出することが多いです。

 

 

 

■夜

 

夕方をむかえたら夕食づくり。ドラマの録画を観ながらつくります。最近は手話を使った名作が続いているので、字幕もちゃんと追いかけたくてついつい調理の手が止まります。なるべく自炊です。

 

そのあとは晩酌したり、執筆の続きをしたり(次の日に更新するブログのチェックなど)、身支度したりしておやすみなさい。

 

 

■まとめー朝型と夜型どっちに向かうんだろう

 

こんな感じで最近は過ごしています。

 

先のことをあれこれ心配するより、目の前にあることをコツコツやっていこうという考えです。起床時間は会社に行くときよりちょっと早くなっていて、就寝時間はまちまち。今後は朝型と夜型どっちに行くのかな〜。気分的には朝にいろいろ取り組んでおきたくはありますね。

 

今後はどんなルーティンに変化していくのかも、楽しみです。