アトリエ・アリスワン

フリーランスライター・ディレクターの竹内ありすです。

お世話になった店に母をつれていった

f:id:atelier-aliswan:20230323222206j:image

 

こんにちは!

ありすぅです。

 

先日、ちょっと嬉しい出来事がありました。

 

母が行きたがっていた店に、私の運転で連れていくことができたのです!と、一言で言うとなんか当たり前な感じがしますが、

 

・普段あまり親孝行できていないと感じている

・運転がずっと苦手、一緒にドライブした経験ほとんどなし

・その店は仕事でお世話になった店でもある

 

こんな背景もあり、嬉しい1日となったときのことを、今回は書きます。

 

 

 

■駐車場が最難関

 

免許をとってから6年間、ずっとペーパードライバーだった私。

 

コロナ禍で休業中の大きな商業施設の駐車場で、祖母の指導のもと駐車練習をしたり、同じくコロナ禍でがらんとした国道を走って走ってゴールは何十キロも先の自動販売機!みたいなドライブ練習をしたりして、なんとか仕事でも運転できるくらいになりました。(2020年の良かった出来事ランキングでは、個人的には3位くらい!)

 

母もベテランペーパードライバーのため、ふたりで車に乗って出かけることは子どものころからまったくなかったです。

 

結婚して夫婦共用の車を持ってから、最近やっと母を乗せてドライブができるようになりました!

 

まだまだ店舗併設などの狭い駐車場が苦手なので、母が行きたがっていた店での駐車はとても大変。冷や汗をかきつつ、ハンドルを切りまくってなんとか停められました。

 

 

■大きなナンに驚愕

 

母が行きたがっていた店は、カレー屋さん。それも、大きなナンと本場インドの味が楽しめるお店です。

 

聞けば、「あなたが小学生のときに、家族で行ったお店ぶりのナンカレーだわ」とのこと。なんと!ナンカレー食べるの、15年以上ぶりなん!?

 

巨大なしゃもじのような形をしたナンは、細いほうは火がよく通ってパリパリ、ピザの耳みたいに丸みのあるほうはもちもち食感で、スパイスたっぷりのカレーによく合います。インドカレーのお店で食べるランチサラダも、ドレッシングが甘くて独特でおいしいんですよね。

 

店長さんとちょっと話すと、私のことを思い出してくれました。何年も前になるけれど、仕事で取材をさせてもらったお店なのです。

 

「相変わらず元気でやってるの?」と気にかけてくれて、ニヤッと笑ってくださいました。

 

 

 

■自分の仕事に胸をはること

 

取材で教えてもらい、番組でも放送したカレーのレシピを参考に、料理好きな母は何度も家で再現して食卓に出してくれました。

 

「ずっと家で再現しておいしくいただいていたので、やっとお店で本物が食べられて本当に嬉しいです」

 

と母が店長さんに伝えていて、「あー頑張って駐車してよかった!」と私も嬉しくなりました。

 

店長さんは訪れたお客さんに、インドの文化やカレーづくりのこだわりについて、まるで取材の続きをしているかのように話してくれます。

 

修行時代のこと。おいしい野菜の仕入れかた。季節によってこんなおすすめメニューがあるよ。

 

ランチをしにきただけなのに、食事を味わうだけではなく、インドに行ってみたくなったり、お腹いっぱいなのに別のメニューも頼んでみたくなったりしてしまいます。大満足のランチタイムとなりました。

 

 

なんとか停めた車に戻り、運よく空いている道路に車を滑り込ませて走り出したタイミングで、「カレー、とっても美味しかったし、ああやって自分の仕事に胸をはっている人って素敵だよね」と母。

 

この5年間の仕事で、私はそんな人たちにたくさん出会えたんだよ。ということを話しました。

 

 

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

↑でも書いたのですが、

 

食べるの大好きな私ですが、「食べられればなんでもいい!」というわけではありません。

 

なるべく手作りのものであったかい気持ちになりながら食べたい。だから外食するなら作り手の顔が見える、オープンキッチンのお店に行くのが結構好きです。

 

手作りのものであったかい気持ちになれる食事をする時間は幸せだし、私はそういう時間を過ごすために、胸をはって仕事をしている方のお店に行くのが好きです。

 

 

これからもそんな人たちにたくさん出会えるといいな。

 

 

ちなみに、この投稿に「なん」「ナン」「何」(nannと発音するもの)は何回出てくるでしょうか?たくさんあるので、数えてみてくださいね。