十年一昔
こんにちは、竹内ありすです。
フリーランスになってはじめての夏、少しばかりの休暇をとって日常を離れるひとときを過ごして気づいたことを今回は綴っていこうと思います。
10年ひと昔
20代後半になってから特に、「十年一昔」という言葉を思い出しては10年という長さを想う時間が増えたような気がします。
「十年一昔」というのは、10歳のときに父がくれた言葉。
当時は20歳が成人でしたから、その半分の10歳(小4)のときに小学校で「2分の1成人式」が行われました。それに際しての保護者からのメッセージに、その言葉は書かれていたんですよね。
たしか「十年一昔という言葉があるように、時間はあっという間に過ぎていくものなのだから大切にしなさいね」という意味を込めたものだったと記憶しています。のんびりダラダラしている私はよく、「“時は金なり”だよ!」と言われていたし。
10年前というと、2013年。高校3年生で18歳!
だんだんそれより前のことは忘れつつあるのですが、高3の夏ってなんだか忘れ難いんですよね。
実家から持参した交換日記を読み返す
今は関東で暮らしている中学生時代からの友人がお盆シーズンに帰省してきて、時間を作ってくれたので会いました。
本町市場のすぐ近くの昼から営業する居酒屋でランチ。魚料理のおいしい定食を頼み、小さいグラスだからランチ酒してもいいよねとか言いながら中瓶のビールで乾杯して。雨も降らず猛暑が続いているので、太陽が空のてっぺんにある時間に飲むビールはとにかく心身に染み込みます。
彼女は少食というわけではないけど一口で食べる量が驚くほど少なくて、よ〜く噛む。学生の頃から誰よりもお弁当を食べるのが遅くて、昼休みは彼女が食べ終わるのをみんなで待ちながら、だいたい喋って終わってた。そんなスピード感は今も健在で、中瓶ビールをふたりで分け合ってちびちび飲むだけではほろ酔いにもならないのです。
お腹がいっぱいになったところで日差しを避けてアーケードの下を歩いて喫茶店へ。夏が来れば必ず飲みたくなるアイスカフェオレを注文したら、私たちのメイン行事が始まります。
私が取り出したのは、実家から持参した交換日記。中学生から高校生にかけて書いていたものです。通学カバンの中で他の教科書やノートと一緒にしても目立たないように、A4サイズの何の変哲もないノートを使っていました。
10年以上経ったからようやく読み返す気になったけど、それまではなんだか気恥ずかしくて。「実家で交換日記見つけたんだけど!」とLINEしたら、友人が「久しぶりに見たいな」と言ってくれたので「交換日記を読み返す会」が実現したのです。
1.タイムカプセルを言語化したらこんな感じ
自分にとって都合の良いことや都合の悪いことしか覚えてない出来事って、あると思うんですよね。ノートの中に書かれていたのは、何気ない日常の出来事や悩んでいること、最近ハマっていること、そしてそれぞれに対しての相手の見解。
自分自身は何を考えていたのか、それに対して周りからはどんなふうに捉えられていたのか。ひとりで考えていたらグルグルしがちな物事を言語化してノートに書く習慣を持っていて良かったな、交換日記やっていて良かったなとまずは思いました。
「“性格が悪い”ってどういうことだと思う?」「“死ね”って言葉を言う人はどういう気持ちなのかな?」……嫌なことがあったときはただただ「不快だ」とか「あの人ひどい」と思うだけじゃなくて、出来事の背景を考えてみる。これもひとりでやろうとすると難しかったけれど、友人と言葉を交換することで発見があっておもしろかったみたいです。
2.身の回りのものを美化して勝手に恐れていなかったか?
「察してもらおうとしないで、ちゃんと言葉にしてほしい」なんて、今でも家族に言われるけれど。
高校生の頃を今振り返ってみると、自分にとっての世界って日々過ごしている教室の中とか、習い事とか、家とか、とにかくせまくて濃いものでした。そんな中でも取れるコミュニケーションの量って限られているから、その分悩みも尽きなかったんだと思います。授業中だって同じ空間にみんなでいるのに、静かに前を向いて話を聞いていなきゃいけなかったし。
好きな人とか、本音で話してみたい相手のこととか。その日たった一度だけ交わした言葉や見えた表情からいろんなことを考えて、「きっとこう思ったんじゃないか」なんて考えて頭の中が忙しくなる感じ。
いろいろなことを美化して、勝手に恐れていた対象が多かったかもしれないな。
3.圧倒的睡眠不足
交換日記を書いている暇があったら寝なさいと言いたくなるほど、ティーンの私たちは睡眠不足でした。朝早く起きて通学して、部活して、遅く帰ってきて大量の宿題をして寝て。
「今って何時間寝てる?」「うーん、7時間半くらいかな」「あ、私もそんなもんだわ」「この時はどんなだったっけ?」「6時間半は寝たいなみたいなこと言ってたよね」「あ、ここにも書いてあるわ。そりゃ授業中眠くなるわぁ」
私の睡眠不足を一番心配してくれていたのもこの友人で、毎回ページの最後には「いっぱい寝なさい」と書いてありました。お母さんかよ。
この日、交換日記をすみずみまで読みすぎたせいで近況報告もあんまりできなかったから、今度は今とか未来のことを話す時間を作りたいな。
あまちゃんの再放送
「十年一昔」を特に感じるのが、『連続テレビ小説あまちゃん』の再放送です。今、 NHKのBSプレミアムで朝7:15からやってるんですよ。
今観ても「なんでこんなにおもしろいんだろう!」って色褪せないし、主人公以外の登場人物の気持ちも分かるようになって楽しみ方も奥深くなりました。
あまちゃんが放送されていたのは2013年の春〜夏。ちょうど10年前なんです。
高校3年生で部活と受験勉強にてんてこまいの私でしたが、「なんか今やってる朝ドラがおもしろいらしい」と噂になっていたので途中から観はじめて、まんまとハマりました。
ざっくりいうと東京で地味で暗い高校生をしていた主人公が岩手に来て周りに愛され、アイドルを目指すドラマです。小ネタや掛け合いが奥深くて、毎日2回ずつは観てましたね。高校でも流行っていて、ワンセグが観れるガラケーを持っている子にこっそり教室で観せてもらったりして。
そんな10年前の夏を思い出して懐かしくなるような、身の回りの出来事を挙げますね。
私は高校3年生の秋まで放送部で活動していました。
放送部にも大会があります。自分たちで作った番組や朗読、ニュース原稿などを発表して審査してもらうというもの。私は身の回りの人に話を聞いてニュース原稿を作り、自ら読んで伝える「アナウンス部門」が主な担当でした。
引退前、最後の大会に臨むために取材相手として選んだのが他のクラスの女の子。彼女は音楽活動をしていて、歌がすっごく上手で。一学年の人数も多いので話したことはなかったけれど、「高校生にして自分の得意分野があって輝いている人ってすごいな」と思って話を聞きたくなったのです。
最後の大会の期間を大切に過ごすことができたのも、ニュース原稿に彼女が作ったオリジナルソングの歌詞も入れてお守りにできたおかげ。緊張していても、歌詞をゆったりと口ずさめば気持ちが落ち着いて元気になれました。
……あれから10年。私はフリーランスのライターになって、県内のお出かけスポットやグルメなどを取材して記事を書くようになりました。彼女とも再会を果たします。
彼女は今、伝統的な民芸品の職人さんになっていました。
伝統を受け継ぐだけじゃなくて、自ら今の時代にあったものの開発もしていて。形は違えど、10年前も今も自分の作ったものを人に届ける姿勢は凛としていて、かっこよかったです。
おわりに
今を「10年ひと昔だあ」と振り返るのは、38歳か。あんまり想像がつきません。でもここまで10年前を振り返って懐かしくなれるなんて、大人になったんだなと思います。
ウェブマガジンが雑誌に!「Things.」出版記念トークイベント
こんにちは、竹内ありすです。
なんだかお久しぶりになってしまいましたが、今回はイベントレポートを書きます!
新潟のウェブマガジン「Things.」の「Things Magazine」が発売ということで、出版記念イベントに行ってきました。
「Things.」といえば、新潟にお住まいの方なら一度は記事を目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
一人でイベントに参加するのはドキドキ、でもとっても楽しみ!そんな気持ちで過ごしたイベントについて、今回はレポートします。
「Things.」、そして私
「Things.」とは、新潟の印刷会社である株式会社ジョーメイさんが運営しているローカルウェブマガジンです。
2019年春にスタートしてから4年と少し、1日も欠かさず毎朝7時に新しい記事を更新していて、今では1500近くの記事が公開されています!(毎日更新だなんてすごすぎる…)
公開されている記事に書かれているのは、新潟の人、モノ、ことについて。インタビュー形式が多くて、ときどきファッションスナップや小説なども。
ニュースや月刊誌とはまた違った雰囲気で情報を届けてくれる「Things.」の記事を、私はひそかに毎朝楽しみに過ごしてきました。
というのも、テレビディレクターとして新潟県内のお店や人をリサーチする機会が多かったこともあり、店名や人名を検索すると「Things.」の記事がよくヒットするんですよね。いくつか記事を読むうちにすっかりファンになってしまい、会社のパソコンのブックマークにも登録し、出社したらメールのチェックとセットで最新記事を読むほどに(笑)穏やかな空気感が、つい気の張ってしまう朝にぴったりなんですよ!
そんな「Things.」がウェブを飛び出して紙としての書籍を出版することを知ってずっと気になっていたのですが、5月末に更新された記事に出版イベントのお知らせがあり、作り手のお話を聞いてみたくて参加申し込みをしたのです。
会場は「上古町の百年長屋SAN」
「Things Magazine」出版記念イベントの会場となるのは、これまた気になっていたスポット「上古町の百年長屋SAN」。
(写真撮影を失念していたので、SANさん公式Instagramよりお借りしました)
白山神社前からのびる上古町商店街にある、築100年の古民家を再活用して2021年の冬にオープンした複合施設です。
2階建ての「SAN」には、喫茶店やギャラリー、コワーキングスペースやワークショップなどができるスペースも充実。築100年の趣を生かしつつ、ポップな色合いの内装にときめく空間となっています。
今まで入口のショップコーナーにしか立ち入ったことがなく、イベント会場となる2階にあがるのは初めてでした。
今回のイベントは、ワンドリンク付き!一人での参加に緊張ぎみだったので、新潟のビール「風味爽快ニシテ」をオーダーして気持ちをゆるめるとしましょう。
(このあと、前の職場の先輩が来ていることに気づき、一緒に座ってもらいました!久しぶりの再会が嬉しくて、一気にゆるみました)
「Things Magazine」の誕生秘話、根掘り葉掘り
今回のイベントは、トークショーと交流会の2本立て。まずは、「Things.」チームのメンバーによるトークショーです。
登壇したのは、
・「Things.」立ち上げからディレクターをつとめる藤田雅史さん
・株式会社ジョーメイにて、
2022年から「Things.」エディターとライターをつとめる金子結乃さん
そして聞き手は、「上古町の百年長屋SAN」副館長の金澤李花子さん。
(登壇者のおふたりはこちらの記事でも紹介されています!)
トーク内容は、
・「Things.」の雑誌を作ろうとしたきっかけ
・初めての雑誌制作で苦労したこと
・両方の作り手だからこそ感じる、ウェブマガジンと紙媒体の違い
・1500記事の中から、雑誌に収録する50記事分をどうやって選んだのか
・次号の予定は?
などなど。イベント参加者からの質疑応答も交え、1時間があっという間に感じられるボリュームでお話いただきました。
「Things.」のいちファンとして、仕事のリサーチで活用させていただいた立場として、そして今、ライターとして記事制作をしていく上で、「こんな工夫をしているんだ」「こんな流れで運営していたんだ」と参考になる情報ばかりでメモが止まりませんでした。
なかでも私が印象に残ったのは、表紙を「新潟っぽくしていない」ということでした。
表紙には緑いっぱいの空間の中、一人の黒い服の女性が後ろ姿で走っている写真がどーん。帯には「新潟のローカルウェブマガジン」と書いてありますし、「Niigata」の文字も載っているけれど、帯をとってしまえばどこの街の本なのか分からなくなるんですよね。
・1500記事の中から、50人のインタビューをダイジェストで載せる
・記事には新潟で活動する人や店のことが語られる
という内容であれば、「新潟の50人」と題して50人の顔写真を並べたデザインにすることだってできる。
でも、あえてこの表紙にした理由として、「コミュニティを横断する存在でいたいから」と立ち上げメンバーの藤田さんが話していました。表紙のデザインが、「Things.」というメディアそのもののスタンスを物語っているようです。
ここで、「Things Magazine」の冒頭からちょっと文章を引用させていただきます。
「へえ、この街にこんな人がいるんだ」
「あのお店って、そういうお店だったんだ」
「ちょっと食べに行ってみようかな」
誰がどんなことを考えてやっているのか、
ほんのちょっとでも知ることで、
行きたくなるかもしれない。
好きになるかもしれない。
だったらいいな、という、
これはそんな、ちょっとした雑誌です。
(「Things Magazine」1ページより)
まさに読者としても、「Things.」を読んでいると「先週ランチしに行ってきたお店の店主って、こんな意外な経歴があった方なんだ…!」「あのお店、よく通りかかっていて気になってたけど、こんな素敵な方がやっているなら良い時間が過ごせそう。行ってみようかな」なんて、ちょっと自分の安心できる場所が増える感覚というか、世界が優しく広がっていくような感覚があるんです。
(あと、読んだ記事は思わず誰かにシェアしたくなるところも「Things.」を好きなポイント!)
ちょっと話が戻りますが、私自身も「たとえば隣の人の頭の中を知ることができたら、生活や人生ってちょっとずつ豊かになっていくんじゃないかな」と学生の時に思ったことが、今の仕事につながっています。それから、郷土愛ももちろんある。
そのあたりの思いは過去の記事でも詳しく書いてます↓
atelier-aliswan.hatenablog.com
「Things.」では、基本的にオンラインのインタビューはしていないそう。新潟の会社が運営するウェブマガジンとして「自分の足で直接訪れて話を聞くこと」を大切にした結果、「この街」「あの店」の舞台が新潟になっているんだなということが分かりました。
「Things.」の運営にあたって、「コンセプトはしっかり決めていない」という言葉も意外でしたが、なんというか、「新潟」という主語が大きすぎないからこそ、「Things.」はいろんな人に読み物として受け入れられるし、発信する側も毎日フラットな気持ちで新しい記事を生み出していっているのではないかな。=コミュニティを横断していける
そんなことも感じました。
数あるウェブメディアの中でも、独自の空気感で更新を続ける「Things.」。そこから生まれた「Things Magazine」を手に取りながら、作り手たちのお話を聞くことができる、贅沢な時間を過ごすことができました。
交流会のおみやげ
トークショーのあとは、交流会に参加。「Things.」編集部の方々をはじめ、イベントに参加されたみなさんとお話しできる時間が設けられました。
一人一人とじっくり話してしまったあまり、全員とお話しできなかったことは悔やまれますが、「Things Magazine」を手にしているという共通点で出会えたみなさんは、それぞれに個性的なバックグラウンドがあったり思いがあったりと、素敵な方ばかりでした。(株式会社ジョーメイにはいま、「Things.」をきっかけに入社した社員さんもいらっしゃるそう!)
会場となった「SAN」もそうなのですが、新潟市内もコワーキングスペースがいくつかあるので、これを機にちょっと行ってみようかなと思ったり。「Things.」や「Things Magazine」が編集部メンバーにとっての「あったらいいな」を形にした結果だったように、私も「あったらいいな」を妄想する時間をもっと持ってみたいなと思ったり。
「これからこうしていこう」という、おみやげがたくさんです。
「Things Magazine」
「Things Magazine」を手に取ってみて、そしてイベントでお話を聞いて、これからの「Things.」がますます楽しみになりました。
「Things Magazine」は、これから何度も読み返す大切な一冊になりそうです。私だけではなく、手に取ったいろんな方にとっても。
「Things.」編集部のみなさん、「SAN」の金澤さんや運営スタッフのみなさん、一緒に時間を過ごした参加者のみなさん、楽しい学びをありがとうございました!
「Things Magazine」は、新潟県内の書店や新潟市内のセブンイレブンのほか、オンラインストアでも送料無料で販売中だそうです!
<イベント概要>
「Things.」出版記念トークイベント
2023年6月2日(金)19:00〜
「上古町の百年長屋SAN」にて
コーヒーは、黒豆茶は、ものさし
こんにちは!竹内ありすです。
このブログでは開業準備を中心に発信していましたが、無事に開業届を出すなどの手続きを経て、開業することができましたー!!
4月初めての更新、久しぶりのブログのテーマは「家ドリンク」について。
どんだけ飲み物が好きなんだ……と自分でも笑ってしまったのですが、ドリンクひとつで気持ちや行動が切り替わります。水分補給は私にとって、今も昔も大切にしたい習慣なのです。
↓どれだけコーヒータイムを愛しているのかはこちらから……
atelier-aliswan.hatenablog.com
今までは何を飲んでいたの?
これまでの、私の水分補給はこんな感じでした。
※「水じゃないと水分補給とは言わない」なんて声もありますが、ここではコーヒーも含めてドリンク全体で「水分補給」とさせてください。
・500mlペットボトルの水
楽天やAmazonで100本くらいまとめて買いだめしておいて、毎朝1〜2本ずつ職場に持っていくという生活。ペットボトルの殻を増やすのは心苦しいと思いながら、移動が多かった仕事柄もあり、ベストな水分補給方法がこれだった。
・職場にコーヒーを常備
朝も夕方も、コーヒーの香りが漂う職場でした。ドリップパックをロッカーに常備しておいて、眠気を感じた昼食後や気合を入れたいときにコーヒーを淹れる!抽出量に対して欲張りすぎてすっかり薄くなった大量のコーヒーを、マグをぐらつかせながら給湯室から自席に運ぶのが私の日常でした。(そしてたまにこぼす)紅茶も一応常備していた。
・息が詰まれば自販機へ
ブラックコーヒーじゃだめな時もいっぱいありました。コインを入れ、ピッと押せばドカンと適温の飲み物が出てきてくれる自販機に、どれほどお世話になったことか。COSTAのカフェラテとか綾鷹の抹茶ラテが特に好きでした。チビチビ飲むから、どれも最後にはぬるくなるのです。
追記:3月末で終売したらしい、ミニッツメイドのピンクグレープフルーツジュースも大好きでした。
・ついでと合間のコンビニコーヒー/カフェ
コンビニでお昼ごはんを買ったついでに。サービスエリアでひと休みするために。次の約束の時間まで、あと15分余っちゃったから。いつ、どのコンビニチェーンの淹れたてコーヒーが値上がりしたかとか、すごく詳しくなっちゃった。
こうやって書き出してみると、カフェインとりまくりでしたね。
(今のところ)在宅中心、何を飲んでいる?
新年度がはじまり、私の飲みものライフも新生活を迎えました。基本的には水ですが、他に何を飲んでいるかというと…
・家にあるハーブティーや紅茶
職場にかつて常備していた紅茶がまだあるし、ハーブティーを友人と贈り合うのが好きなので結構家にあるんですよね。ハーブティーは時間を気にせずに飲めて良いです。
・インスタントコーヒー
今の生活ではスティックタイプ(一杯用の量が決まっているタイプ)のインスタントコーヒーが一番いいかもと思って買ってきました。ドリップのようなお湯を注いで待つ余韻の時間が楽しめるわけでもなく、大瓶に入ったインスタントのような濃さを調節できる自由度があるわけでもなく、ラクかどうかで選びました。
「気分転換しよう」と思い立ってから、気が変わらぬうちにコーヒーが飲めて非常に良いです。
・水出し可能タイプの黒豆茶
今まで水筒を持ち歩く習慣がなさすぎて、ペットボトルを持ち歩かなくなってからは、外出先で喉が渇いたときに「どうしよう」と思うことも。シンク下収納に眠っていたマイボトルを出してきて、外出するときは黒豆茶を作って持っていくようにしています。スーパーで見つけたのですが、ほんのり甘くておいしい!
マイボトルサイズで抽出するとちょうどいい、水出しも可能なティーパックって結構あるんですよね。これから暖かい季節になることだし、黒豆茶のほかにもなにか取り入れてみようかなと思っています。
300ミリリットルサイズの「マイボトル」に適したサイズのティーバッグ!
まとめー「家ドリンク」、充実してます
「これ飲み終わったら、作業の続きをしよう」
「マグカップが空になるまでに、この資料読んじゃおう」
一杯のドリンクは気分転換にとどまらず、仕事をがんばる「ものさし」になってくれています。
屋号は「アトリエ・アリスワン」
こんにちは!ありすぅです。
このブログのタイトル(2023年3月現在)を「アトリエ・アリスワン」で運営してきましたが、あらためて見ると「なにそれ?」と思いますよね(笑)
こちら、実は屋号なんです。
今日はフリーランスの屋号について、そして「アトリエ・アリスワン」に込めた思いについて書きます!
■フリーランスと屋号
屋号というと、お店の名前を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。
フリーランスになるときに提出する「開業届」には、屋号を書く欄があるんですよ!
ここは空欄でもOKで、屋号を持つか持たないかは自由なのですが、私は屋号を持つメリットに注目して、持つことに決めました。
そのいきさつについては過去の投稿でお話ししています!
atelier-aliswan.hatenablog.com
■アトリエ・アリスワンに込めた思い
屋号……がんばって考えました。
人のあだ名をつけるのは得意なのに、自分の分身のようなキャッチフレーズのような屋号となると、難しい!
世の中には本当にたくさんの言葉がありますよね。海に出現しては消える波のように膨大な言葉たちの中から、たったひとつを見つけ出すのは本当に難しい!!
ということで、軸を決めました。
①事業内容が想像しやすいもの
②自分の名前に関連するもの
①事業内容が想像しやすいもの
これからの肩書きは、「ライター・ディレクター」。(いろいろな人にこれからについてご報告していくにつれ、自分の中で活動内容が決まってきました!)
でも、肩書きや仕事の内容はいずれ変化していくかもしれません。そうなると、「◯◯ライター事務所」のような屋号にしてしまったらちょっとやりにくそう。いつまでもシームレスに活動していけるように、ものづくりに関わるどんな活動にも当てはまる、「制作室」という意味のフランス語「アトリエ」を思いつきました!
クリエイター系のフリーランスの先輩方がつけていた、「スタジオ」「ラボ」もかっこいい。「工房」もなんだか良い雰囲気ですよね。
②自分の名前に関連するもの
私の名前は「ありす」です。日本ではなかなか出会えない名前ですよね!
昔は「ありさ」さんと間違えられることもありましたが、覚えてもらいやすい名前で気に入っているので、屋号にも生かしたいと考えました。
「アリスワン」は、私の名前「ありす」と白鳥の「スワン」を組み合わせた名称です。
なんで白鳥?という疑問には、「白鳥に縁を感じているから」とお答えしましょう。
まず、私が住んでいる県には白鳥が飛来する湖があります。田んぼにも、寒い時期にはたくさんの白鳥が訪れていて土をついばんでいる様子が見られます。白鳥は私にとって身近な存在です!
そして、小学生のころの運動会で家族から言われて印象に残っているのが「そんな白鳥みたいな走り方して!!」という言葉。確かに徒競走のビデオを見返してみると、手の動きとか足の運び方がどことなく白鳥っぽい……(そんなフォームなので、足はけして速くありません)ますます白鳥は私にとって身近な存在のように思います。
ご紹介した二つの理由よりも、白鳥を取り入れたかった一番の理由は「優雅に見えて、こつこつ努力して水面に浮かぶ姿」に憧れているから。
いろいろ調べてみると「水面下で必死に頑張る」水鳥は白鳥だけではなさそうですが、「白鳥の湖」という作品にもあるように、白鳥って優雅に水面にたたずんでいる生物代表のイメージがありませんか。
社会人になりたてのころから、どんなに忙しくても周りを見る余裕のある人になりたいと思ってきました。まだまだその点未熟ですが、さまざまな仕事をしていくフリーランスとして、これからもよく周りを見て、こつこつ努力していきたいです。白鳥のように。
あと、私の名前の由来となった物語「不思議の国のアリス」。アリスインワンダーランドを略すると「アリスワン」なんですよね〜。
■屋号を周りに伝えたら…
フリーランスになることを周りに伝えると、「屋号は決まったの?」とたずねられることも。
意味と合わせて「アトリエ・アリスワンにしました」伝えると、「アトリエ、かっこいいね」「ワンって犬?」「スワン!(白鳥がバタバタと羽を広げるジェスチャーつき)」と、伝える人ごとにバラエティ豊かな反応をいただきました。
名刺交換の時間のように、会話が生まれるような屋号にすることができたみたいです。よかった!
屋号をかたどったロゴも、白鳥のデザインにしています。丸みのあるイラストにして、波の上にたたずむ白鳥を表現しました。かわいくて気に入っています。
明日から、「アトリエ・アリスワン」の出発です。
このブログの「開業準備編」もこれにておしまい。これからも、不定期で文章を発信していけたらと考えています。ぜひときどき、のぞいてみてくださいね!!
名刺を作りました
こんにちは!ありすぅです。
もうすぐ開業ということで、個人の名刺を作りました〜!!(ようやく……)
どうして作ったのか、どうやって作ったのか、今回は名刺作りについて書きます。
■そもそも名刺は必要?
フリーランスの先輩に話を聞くと、「Web上でのやりとりが中心だから、名刺は作らなかったよ」というパターンもあったのですが、私は作ることにしました。
Webライターの活動が中心でも、対面でお会いした方にあいさつと共に手渡したいという思いがあったこと、いつか個人名の名刺を持ってみたい!という希望がずっとあったことが決め手でした。
会社員のときはフォーマットに沿って名前や肩書きの入った、シンプルな名刺を発注して使っていたのですが、名刺交換をして素敵なデザインの名刺を見るたびに「ユニークな形で印象に残る!」「この素材すごく触り心地がいいな〜」とときめき、相手の方との会話もはずむアイテムとしても名刺の存在はありがたかったのです。
■フリーランスの名刺の作り方
フリーランスの名刺はとにかく自由!作り方にもいろいろな手段があります。
・イチから自分でデザインする
・デザイナーにデザインしてもらう
・印刷所にまるっとお願いする
私ははじめ、「費用も抑えたいしCanvaでデザインを作って、ネットで印刷できるサイトでやってもらおう!」と考えていました。Canvaの名刺テンプレートを参考に、いくつかデザインも作りました。
しかし名刺と向き合ううちに、「初めて作る名刺だからこそ、質の良いものにしたい」という気持ちに……
結局、紙製品の製造やデザインを行っているメーカーで基本的な名刺デザインをしていただき、掲載するロゴは自分で作ることにしました!
■何度も暗礁に乗り上げたロゴ作り
名刺の空きスペースに載せるロゴを想定していたので、ロゴの内容は「イラスト+屋号名の文字」にすることに。
なかなかふだんの生活でロゴを作る機会なんてないので、これがまた思うように進まない!!!
ロゴを作ろうと決めたとき、会社での仕事も忙しい時期に入ってきていたので、落ち着くまでは手を動かさずにいることにして、「ロゴを作るぞ」という気持ちだけを残して過ごしていました(笑)
屋号は決めていて、イラスト化しやすい名称であったのはよかったかも。
ようやく仕事が落ち着いて有休消化になったタイミングで、写真やイラストのサイト、Pinterestなどをいろいろ見て、基本的な形を保ちつつ自分らしさを表現できるようなモチーフをノートに手描きしていきました。
iPhoneのアプリでイラストをスキャンし、別のアプリでPNGデータにして背景透過させてから、Canva上で文字素材と組み合わせてみると……ロゴっぽい!
ここで気になったのが、イラストの線の曖昧さです。
手描きの線画は繊細な感じで素敵ですが、文字素材の不透明度というか強さというか、そういったものと並べるととてもバランスが悪い。そもそもイラストと文字の並びもバランスが悪い。
イラストの線の曖昧さはデジタルツールでなんとかなるかな?と思い試行錯誤してみたものの、うまくいかず。
ロゴの仕上げはスキルマーケット「ココナラ」で、ラフ案からロゴを作成してもらえるサービスを探し、デザイナーさんにお願いすることにしました。
細かな修正依頼のやり取りなども経て、発注して数日でイラストは美しい線になり(さすがプロ!)、文字素材とのバランスも整い、無事にロゴの完成です!
■どんな名刺になるかな
ブログを書いている今は、完成したロゴの入稿とともにメーカーさんに名刺を発注して、データを確認し、印刷を待っているところです。
すっかり開業日ギリギリになってしまいましたが、3月中に発注までできてよかった。
プロの力を大いに頼りつつですが、今回名刺を自分で作ってみて、順をふんでものづくりをするってすごく楽しいなとあらためて感じました。
そして先日フリーランスの方数名と名刺交換をする機会があり(私からは渡せず……)、いただいた名刺にそれぞれの方の魅力が詰まっていて、やっぱり名刺があるといいな〜と思いました。
あ〜出来上がりが待ちきれません!!