アトリエ・アリスワン

フリーランスライター・ディレクターの竹内ありすです。

0から1を作れる人を尊敬してる

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こんにちは!ありすぅです。

 

世の中にはいろいろな人がいますが、同じ人はひとりとしていないぶん、誰かから学べることって必ずある気がしています。

 

私には尊敬している人がたくさんいるのですが、働く上で特に尊敬してやまないタイプについて今日は書きます。

 

 

■0から1を作れる人

 

学生のころからずっと変わらず、「0から1を作れる人」を尊敬しています。

 

0から1を作れるとは、例えばこんなこと。

 

・まっさらなキャンバスに絵を描くことができる

・自分だけの物語を紡ぐことができる

・なにもないところから、新しい企画ができる

 

食べものに例えると、畑を耕してその土から作物を作れてしまう感じ。

 

「0から1を作れる人」のおかげで、新しい物語が生まれるし、心が動く芸術に出会えるし、見たこともない面白いものをたくさん見ることができる!私の人生もまた、そんな素敵なものたちとの出会いが積み重なってできているのです。

 

 

■「尊敬してる」ということは…

 

こちらも同じく長年自覚していることなのですが、私は畑を耕して作物を作るファーマーというよりも、料理人タイプだと思っています。「0から1を作る」よりも、どちらかというと「1を1.5、10、100……にしていく」ほうが得意。

 

・ベースが決まっているものをアレンジし、バリエーションを加える

・「それいいね!」と賛同するものをサポートする

・届けたい人に届くように、表現をつくす

 

食材の特徴やよさを生かして、とびきりおいしい料理にしたいのです。

 

だからこそ、ディレクターの仕事を選んだのかもしれないし、文章を書くことを続けてライターになったのかもしれない。おいしい料理をみんなに楽しんでもらいたいと思います。

 

ひとりで全部できちゃう(「0→1」も「1→∞」もまかなえる!)人になれたらいいのになとは思いつつ、それぞれの得意を持ち寄って仕事ができたら最高ですね。

好きなことを散りばめてみる

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こんにちは!ありすぅです。

 

一番最初の投稿でざっくりとした自己紹介をしたのですが、今日はライトに好きなことを散りばめてみようかなと思います。

 

 

atelier-aliswan.hatenablog.com

 

※前にこれでもかというくらい書いた、「コーヒータイム」以外で!

 

私の日々はこれでできているよ、というピースをそこらじゅうに置き書きです。

 

よかったら、おつきあいください。

 

 

■日本酒

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成人したその日から、お酒が好きです。

 

中でも地域性や造り手の思いが感じられて、味わうだけじゃなくストーリーも楽しめる日本酒が一番好きです!酒蔵数日本一の県民として生まれてきてよかったな、と大人になって思います。

 

「あれを味わってみたい」「この美しい瓶にはどんなにおいしい酒が入っているのだろうか」「そのお酒とこのおつまみ、絶対合う」と好奇心の赴くまま、たくさんの種類を飲んできました。

 

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ただ、以前友人と参加したイベントで「日本酒神経衰弱」(3種類の酒をお猪口で飲んでから、もう一度ランダムな順番で3種類の酒をお猪口で飲んでどの銘柄かを当てる)という恐ろしいゲームをやったときは全部外してしまうほど、利き酒のセンスが残念ながらありません。いつかはちゃんと勉強して、データ的なことにも詳しくなりたいとは思っていますが……

 

しかし難しいことは抜きにして、日本酒のある食卓、会食の場もただただ楽しくて好きです。お猪口を変えるだけで、1杯目と2杯目の酒の味が変わるような気がするのもお得感がある。

 

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家族がどこかへ出かけると、私へのお土産はだいたい日本酒です。さらに会社を退職したときも、お世話になった方々に日本酒をいただきました。だから今、わが家にはお酒が豊富にあります。

 

 

 

昭和歌謡

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音楽はわりとなんでも聴きますが、なかでも愛してやまないのが昭和歌謡です。

 

好きになったのはたぶん昭和歌謡をたくさん聴かせてくれた実家の家族の影響が大きいのでしょうが、定期的に「この歌が世に生まれたばかりの時代に生まれていたかった!!!」とくやしくなります。

 

メロディライン、演奏、歌詞、歌手のステージ衣装や舞台演出含めて、どっぷり浸りたくなってしまう。

 

もうなくなってしまいましたが、以前昭和歌謡をなつかしのジュークボックスで楽しめる居酒屋があって、それはそれは心ときめくものでした!

 

好きなアイドルはずっと中森明菜さん。ちなみに中学生のころ、定期テストが全部終わった日の自分へのご褒美は「好きなだけYouTube中森明菜さんの歌ってる動画を観ても良い」でした。アイドルグループ戦国時代に中高時代を過ごしたので、ソロで舞台に立つアイドルがひときわカッコよく見えたものです。

 

最近は若い世代がTikTokで名曲を発掘してくれたり、海外のクラブシーンでも注目されたりして、テレビなどでも昭和歌謡が特集されているのがたくさん見られて嬉しいですね。

 

 

 

森博嗣の本

 

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読書が好きなのですが、とりわけ冊数を多く所持しているのは森博嗣さんの本。

 

大学生のころ、突如書店で出会ってしまってから、本棚に森博嗣さんの書いた本がものすごい勢いで増えていきました。

 

工学博士で、大学教授をされていたころからたくさんのミステリー小説を書いていた森博嗣さん。彼の紡ぐ物語はトリックの見事さはさることながら、淡々とした描写や登場人物たちの会話、思考が美しくて私はすっかりはまってしまったのです。物語だけでなく、エッセイも読みごたえがありますよ。(むしろ私はエッセイから入りました!)

 

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もう何年もたった一人で森博嗣さんの本を読んで楽しんでいたのですが、少し前、身近に森博嗣ファンが一人いることを知りました。「たくさんの著書、早く全部買って読みたいけど、読み尽くしてしまうのはさみしい」というのがふたりの共通認識。そして、同じ本を何度でも読んでしまう。

 

いつか森博嗣さんにお会いできたらいいな……と思いながら、これからも作品を楽しんでいきたいです。

 

 

 

■駅メロ

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旅が好きですが、なにが好きかって移動自体がとても好きみたいです。なかでもわくわくするのが、電車に乗っているとき。

 

駅で電車が発車するときの、あのメロディーたちが好きです。

 

首都圏でおなじみのあんなメロディーやこんなメロディーも心躍るし、有名アーティストの地元の駅で採用されている名曲をモチーフにしたメロディーもいいものです。近年あまり遠出ができていなかったので、駅メロをまとめた動画を観て旅行気分を楽しんでいました。

 

私のいちおしは、昭和歌謡多めの京急!!

 

しかし残念ながら、私の住んでいるところでは発車メロディーが採用されている駅はあまりありません。駅メロを活用した観光事業があったらきっと盛り上がるのにな〜とずっと思っています。

 

 

 

 

■まとめーまだアップデートできるな。

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好きなことについて書いてきた今回の投稿でしたが、途中で気づいたのは「こうして語れるのって、何年もずっと好きなものだからこそだな」ということでした。

 

とくに社会人になってからは広く浅く知識に触れることが多く、いろいろなことを満遍なく好きになってきたんだなあ。それを踏まえると、学生時代に出会えたものごとって貴重で、印象深いものに感じます。

 

「日本酒について、データ的にも詳しくなりたい」

昭和歌謡が生まれた時代を生きたい」

森博嗣さんの本を全部読みたい」

「住んでいる地域に駅メロができてほしい」

 

これからできること、私の力ではどうにも難しいこと、SFの世界に行かないと難しいことと、願望レベルはいろいろですが、好きなことに思いをはせる時間ってシンプルに楽しいですね。

 

数年後にまた好きなことを散りばめてみたら、そのときはどんなことを語ろうとするんだろう。

 

みなさんもぜひ、3つ4つ好きなことについて思いをめぐらせてみてくださいね。

退職の相談をした夜のこと

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こんにちは!ありすぅです。

 

開業届を出して個人事業主になるまで、あと数日。

 

たぶん、この先ずっと忘れられないだろうな〜と思うのが、退職の相談をした仕事帰りの時の気持ちです。

 

ここにも書き留めておきます。

 

 

■物心ついたときから、常になにかに所属していた

 

この世に生まれ、人の名前を覚えたり、考えごとをしたり、……つまり物心つくようになってから今まで、途切れることなくさまざまなことに所属してきました。

 

その所属というのは、たいていが学校や職場といった、1日の大半をそこで過ごす系。3歳の終わりから幼稚園に通い、会社員である今にいたるまで、ず〜っとです。

 

そのほかでも学生のころは習いごとや部活、サークルにもいたので、春が来れば発表会、夏はコンクール、などなど目まぐるしく過ぎていく1年間が積み重なってここまで生きてきました。

 

ある日、上司に退職の相談をして、そのとき書類とかはまだ取り交わしてないけど事実上、春からはひとりになることが決まった日。

 

冬に向かって一直線に気温が下がっていく季節だったので、ポケットに手を突っ込みながら会社からバス停までの道を歩いて。バスがくるまで、寒いなと思いながら暗闇のなかにいました。(バス停とは名ばかりで、照明や屋根がまったくないんです)

 

 

 

■その日に吹いた風のこと

 

なににも所属しなくなるって、いつぶりなんだろうかとこれまでの人生を振り返りました。そしてそれがすぐ、幼稚園に入園する前だということがわかったのです。

 

文字もほとんど書けなくて、話せる単語はほんのちょっとで、見てる世界は自分と家族と教育テレビの番組(今はEテレですね)と絵本くらいで。

 

よく、人は下のきょうだいができると赤ちゃん返りをするって言いますよね。赤ちゃん返りというか赤ちゃんのころの心境を詳細に思い出そうとしてみたら、「なににも所属してなかった前の期間」があまりにも昔すぎて、面食らってしまいました。

 

そのとき、ちょっと弱い風があたりを吹いていって。

 

たしかに季節は冬に向かっていっているけど、秋からの移り変わりをちょっと名残り惜しむような、そんな温度の風でした。

 

風向きも風速も私にはわからないので、バス待ちでその場に止まっている私にとって、これが果たして追い風なのか向かい風なのかもわからない。ただただ、髪やポケットに突っ込んだ手のあたりをふんわりと撫でていくだけ。

 

風が吹いてきて思い出したのが、数年前から言われている「風の時代」という言葉です。

 

もともとは西洋占星術で使われている用語だったそうですが、世の中の流れに合わせて、多くの人が知る言葉になりましたね。

 

個人の特性やライフスタイルに合わせた働き方や、コミュニティが増えていく。価値を置く場所が変わっていく、など…… なんだか不思議な気持ちになりました。

 

いつもこのバス停で考えていたのは、「今日の夕食なに作ろうかな」「なんか思ったより仕事の進み具合良くなかったな」「定期券切れそう、週末買いに行かなきゃ」などの生活に直結したことばかりで、あんまり吹いている風のこととか意識したことなかったな。

 

これから、風のように自由な働き方をするようになる。その風が強いか弱いかなんて、捉え方はその人次第。追い風か向かい風かどうかは、風をよく見ている人にならきっと分かってもらえる。吹いてきた風で、私はそんなことを思いました。

 

 

あの日から数か月たち、雪が降ってやみ、文字通りの三寒四温を繰り返して、あたたかな風が吹くようになってきました。春です。

 

それでも私の心の中には、あの日の風が忘れ去られることなく吹きつづけるのでしょう。

断捨離ですてられなかった写真

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こんにちは!ありすぅです。

 

みなさん、身の回りの整理整頓はいかがですか?

 

家の中やオフィスの机まわりはキレイにしているけど、PCやスマートフォンの中のデータはごちゃごちゃ!なんてこともありますよね。私もまさにそうなりがちです!

 

少し前にiPhoneの機種変更をしようとデータを見直したとき、写真や動画(つまりカメラロール)のデータがあまりにも多くて自分でもびっくりしてしまいました。

 

機種変更きっかけでうまい具合にデータを断捨離できたことを、今回は書きます。

 

 

 

■おそるおそる周りに枚数を聞いてみる

 

家で、会社で、お出かけ中に友人へ。

 

「カメラロールの中身、何枚?」いろんな人に聞いてみました。だいたいの枚数は、4ケタ!9999枚(動画の数え方「本」含む)以下ということですよね。

 

対して私は2万枚近かったのです!!

 

もちろん、ストレージを見てみるとどんなアプリよりもカメラロールが容量を圧迫。「どうせいっぱい撮影するだろう」と思い、前回の機種変更では256GBのiPhoneを購入していたのです。余裕を持ってたくさんのデータを入れておけるのは嬉しいけど、正直そんなに容量いらないかも……

 

ということで、次の機種変更で256GB→128GBのiPhoneにしても動作が重くならないように、データを断捨離&バックアップすることにしました。

 

 

 

■おんなじような写真が多いわ

 

友人に会った時、同じ日の自撮りで似たような表情のものが何枚もある。作った夕食を縦横さまざまな角度から撮影している。桜、紅葉、空、田んぼ。SNSで「なるほど」と思って後で見直そうと保存した情報系スクリーンショット。仕事で撮影したけどもう使わないであろう、大量の動画。

 

これだけ写真や動画が多いと、デジタルデバイスを持つ前はどうやって生活していたのか不思議になります。

 

内容が重複しすぎているもの、これを機にさよならしようかなと思うものをiPhone本体から消去していき、1万数千枚となった写真や動画たちはPCとHDDにバックアップしました。(めちゃめちゃ時間がかかりました)

 

そして厳選し、iPhoneに残すものを決めていったら、5000枚を切ったのです!

 

 

 

■断捨離ですてられなかった写真

 

断捨離をしても、iPhoneから消せなかった写真はなんでしょうか?

 

まずは、人との写真。そのとき楽しかった気分まで思い出せます。あとは、おいしいもの。ラーメンやカレー、カフェの写真ですね。ブログ記事のサムネイルにも重宝することをあとで知りました。

 

あと、これは完全に趣味なのですが、特急系の列車に乗ったときの車窓の様子を撮影したものも、一枚も削れませんでしたね。文庫本とコーヒーと隣町の駅名標、駅弁とワンカップと寂寥たる冬の日本海、おにぎりと緑茶とみかん畑。車窓とその縁にたたずむ旅のお供たちは、どんな言葉を尽くすよりもその旅行を語ってくれるような気がします。

 

断捨離をして、カメラロールの枚数を減らしてからしばらく経ち、しばらく整理しない間にまた枚数が増えてきました。そろそろまた見直しの時期としようかな。

 

こうした時間を作ると、自分にとって何が大切なのかということが見えてきます。

チームで仕事をするときに、大切にしたい考えかた

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こんにちは!ありすぅです。

 

最近「仕事観」についての投稿が続いているような気もしますが、今回も!

 

社会人として携わってきた仕事が「チーム」で進めることも多かったので、大切にしてきたことをあらためて振り返りたいと思ってこのテーマです。

 

「チームで仕事をするときに、大切にしたい考えかた」

 

 

■それぞれに役割がある

 

番組制作のディレクターとして働いた5年間。

 

企画、取材準備、取材、編集(原稿も書く)、収録または放送に立ち会う…… という流れでずっとやってきました。

 

ひとり黙々と行う作業もある一方、主に取材の現場ではチームで行動します。

 

ディレクターのほかに、カメラマン、音声・照明マン、リポーター、ドライバーさんなど。現場では名前で呼び合いますが、それぞれの役割をもって同じ場所に来ています。

 

私はディレクターとして、流れを説明したり、それぞれの人に指示を出して動いていただいたり、スケジュールの管理をしたり。その場を取りしきり、調整をしていくような役割ですね。

 

 

 

■プロたちで、同じ方向を向いていく

 

はじめは、その現場で必ずと言っていいほど最年少。ただでさえ指示を出して動いていただく経験をあんまり積んでこなかったのに、年上の方々にお願いするなんて!と怖気付くこともありましたが、それが仕事なのです。

 

現場に来ているのは、その道のプロたち。カメラマンならその場を記録し、意図した見せ方を表現しますし、音声・照明マンはその場の「聞きやすさ」「見やすさ」を底上げしてくれます。リポーターは言葉や体験で伝えてくれます。

 

それぞれのプロたちが力を出し合うことで、良い映像になるのです。

 

みんな「良いものを作ろう!」と同じ方向を向いているのだと知ってから、年齢を気にせずに私も仕事に集中することができるようになりました。

 

とはいえ経験年数や量には差がありますから、思いもつかない演出方法などを先輩方から教えてもらうことも。

 

それぞれの意見を尊重することで、新しいヒントに出会えます。

 

 

 

■まとめーチームから離れても

 

今、会社を退職して、チームで働く日々から遠ざかっています。

 

個人の裁量で進められる作業が生活のほとんどを占めているのは気楽な反面、さみしさも感じるもの。

 

「個人」といえども、どこかで誰かとはきっとつながっているはずです。そして、自分の中にも「チーム」はある。(「頑張ろ!」と背中を叩いてくれるプロ、「ちょっと一休みしよ」と声をかけてくれるプロ、褒めてくれるプロ、叱ってくれるプロ……)

 

そんなことを忘れずに過ごしていきたいです。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!